鹿児島遠征(南海TRPGしろくま)

2010年12月12日に鹿児島市で定期的に開催されている
南海TRPGしろくま
さんにお邪魔してイベントに参加させてもらいました。
イベントの参加者数は19名。
われわれ熊本県勢だけでなく、宮崎県からも参加者がありました。

ちなみに今回の遠征の参加メンバーとゲームは次のとおり。
なお、全員マスターすることができました。

マスター名
ゲーム名
マスター成否
ゲート
エンゼルギア2nd
成立
Red Moon
シャドウラン4th
成立
Qzi
ダンジョンズ&ドラゴンズ4.0
成立
オビケン
3人の王女(オリジナル)
成立

以下は参加者であるRed Moonさんの感想レポートです。


ゲームマスター武者修行レポート〜鹿児島編〜

レポートは、嫌いだ。学生のころから、レポートと名のつくものは嫌いだった。
そんな私が、なぜこのレポートを作成しているかというと、今回から始まるゲームマスター
武者修行の発案者であり、長年の付き合いのあるオビケン氏の一声によって決まった
からである(ハメラレタ、ともいう)。

黒幕オビケン氏の招聘に応じたのは、3人のマスターだった(当初は4人だった)。
発案者兼選抜マスター:オビケン氏
関係者:Qzi氏
選抜マスター:ゲート氏
関係者兼選抜マスター:Red Moon(報告者)
まあ、4人中2人が大量の荷物を持参したので、結果的に助かったのだが。
鹿児島に参戦するにあたって用意されたゲームは
オビケン氏:三人の王女(オリジナル)
Qzi氏:D&D第4版(海外翻訳)
ゲート氏:エンゼルギア2nd(国産)
報告者:シャドウラン4th(海外翻訳)
なんと、統一性がない、バラエティーに富んだゲームのジャンルであろうか。
なお、上記ラインナップだけで、熊本でのゲーム傾向を判断してはいけない。
思いっきり、偏っているのだから(私とQzi氏は、少数派である)。
うん、今更ながらに思うのだけれども、すごいラインナップで挑んだんだなぁ…。

 直前まで準備を行っていた私は最後に、「しろくま亭」の掲示板にマスター宣言を行っ
たのだが、熊本勢がマスター宣言する中、地元マスターが棄権されてしまっていた。
気を遣わせてしまったのかなぁ(不成立の時は、地元の方の卓に入る気でいた)。

微妙にプレッシャーを感じつつ、当日になる。
初っ端からトラブルに見舞われるも、なんとかQzi氏を途中で拾い集合場所へと向かう。
遅れることなく、集合場所に到着。
家を出た時から感じていたのだが、むちゃくちゃ寒い。
雪が降っていないだけ、ましという状況である。
(後日開催したKKFでは、雪が降り、高速が封鎖された)
各自、ガタガタ震えながら荷物をオビケン氏の車に移したのちに、乗り込む。
そして、鹿児島へ向けて出発する。

鹿児島への道中は、実にくだらない話ばかりしていた。
寝不足で、ハイテンションになっていたせいか、何を話していたかほとんど覚えていな
い。
記憶に残っているのは、中国嫁日記とか、あとは…なんだったかなぁ…。
ただ一つ、覚えているのは、WSKで私がボードゲームではなく(前回、ボードゲームで成
立)シャドウランをやることにした事に
「なんで、ボードゲームをやらないんだよ!」
と、ある人物(黒幕)にナジラレタことくらいかな…。

山江SA(栗饅頭が買えなかった)と桜島SAで休憩をはさんだのち、鹿児島に到着する。
高速を降りた後は、かつて仕事で来たことがあるというQzi氏をがナビをし、無事に会場
に到着する。時間までかなり余裕があったので、近くの松屋で朝食をとることにする。
(松屋でびゅ〜。今まで、行く機会がなかったんだよなぁ…)
朝食をカッツリととったのちに、コンビニで買い物を済ませ(ドリンク剤のドーピングを済
ませ)、会場入りをする。

車を降りたのち、両手と背中の荷物の重さに泣きが入りそうになっていた私は、微妙に
今回の会場を覚えていなかったので、オビケン氏に会場の場所を尋ねる。
以下、オビケン氏のブログより転載。
「たぶん、3Fとか第三会議室とか・・・とりあえず3という数字があった」
曖昧な記憶ながら自分が答えると、Red Moon氏が自信満々に
「3Fなら、この階段から上がったところだ。会館側からは3Fに上がれないから・・。」
といって非常階段を示す。
私がここで自信たっぷりに答えたのは、半年ほど前に一人でこの地にマスターをしに来
た時の経験があるからである(一度、間違えた。その時も、大量の荷物を抱えていた)。
以下、オビケン氏のブログより転載。
しかし、会議室は空。
Qzi氏が携帯で確認すると「2F 第3会議室」の文字が・・・
ちょいと笑いたかったが、下手に笑うとRed Moon氏に怒られそうなので、とりあえず
黙っておく。
怒らないよ。ただ、久々にローキックをしたくなったけど。威力のほどは、Qzi氏が泣いて
褒めてくれるくらいしかないけど。
ただ、残念なことに両手と背中に荷物を抱えている状態では、ローキックを放つことはで
きなかった。実に、残念だ。

その後、無事に会場にたどり着き、挨拶をしたのちにしばらく歓談する。



時間になり、ゲーム紹介になったのだが、そこに並ぶのは見た顔ばかり…。
これで成立しなかったら、帰りの道中がどうなるのかなぁと不安がよぎる。

紆余曲折ののちに、全員のゲームが成立(ご配慮、ありがとうございます)。

それぞれが、卓を作るために分かれる。
ここからが、本番なのである。

 私の卓には3人のプレイヤーさんがこられた。全員、シャドウランはやったことがないと
のこと。久々の全員初心者に、気合を入れて挑む。
まあ、キャラクターは事前に用意してきているので、シャドウランの世界観についてじっく
り説明をしたのちに、昼食に出かける。
しろくま亭では、お昼は松屋が定番らしいが、拝み倒して別の店にしてもらった(私だけ
のようだが…)。
行き帰りの道中、鹿児島のゲーム事情について話を聞く。
結構、ボードゲームも盛んなようで、そこは正直うらやましいと思った。
熊本では、KKFでボードゲームをやる人は、あんまりないんですよねぇ(特に新作)…。
 午後から、キャラクターを選んでもらってプレイ開始。
基本的にシャドウランは、都市での活動がメインになるのだが、未訳サプリメント「ランニ
ング・ワイルド」を買ったので、今回は舞台を都市外にして掲載されているクリッターを使
おうというのが目的である。
 だったのだが、しろくま亭の人達はダイス運が良すぎる(前回のブルーローズ・ネクサ
スの時もだ)。用意していたイベントを2つ飛ばされ、あっという間にラスボスとの戦いに
なってしまった。頼みの綱のボスも瞬殺され、閉会1時間前にゲームは終了した。
今回のシナリオの目的でもある、クリッターでPCをイジメルという目的は叶わなかったけ
れども、みなさんのロールプレイが大変楽しかったので(前回もそうだった)、マスターを
やった甲斐はあったと思う。
他のマスター陣も、それぞれ得るものがあったようで、大変有意義な時間を過ごすことが
できた(改良点を見出した者、自信を取り戻した者様々)。

 閉会後に近くの飲食店で夕食をとり(ミンチカツを食べました)、熊本へ帰るために高速
に入る。
よほど疲れていたのか、私とゲート氏は、すぐに寝てしまったので(目覚めたのは、高速
を降りる直前だった)、黒幕様のお相手をQzi氏に任せっきりにしてしまった。
でも、彼と私の仲だから、問題ないはずだ!
ゲームマスター武者修行は終了した。
だが、これが最後の武者修行ではないだろう。
第二、第三の武者修行が必ずや、組まれるであろう。
もし、会場に見慣れない参加者がいたら、それは熊本からやってきたマスターかもしれな
い。

あなたたちと、彼らとの出会いが良きものになることを願う。

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