ゲームキャンプレポート(幻想の庭師さん)
これは2009年ゲームキャンプのレポートです。
基本ノンフィクションです。
私、幻想の庭師視点による文章であるため、
情報、登場人物の出番等の偏りがあることをご了承下さい。
幾つかの演出及びネタが盛り込まれています。
ゲームのルールや専門用語等の説明・解説の不足・省略があることはご容赦下さい。
主催者であるオビケン氏、
深淵のマスターをして頂いたよう氏、
共にゲームキャンプに参加した皆様に感謝の意を表します。
五公女かっこいいよ五公女。
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今、集合場所に向かって全力疾走している自分は造園業を営む極一般的?な庭師(修
行中)
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強いて違うところを挙げるとすればTRPGが趣味ってとこカナ?
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ふと気が付くと後方から一台のタクシーが近付いていた。
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おもむろに後部座席のドアを開けると運転手はこう言った。
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こうしてタクシー内でいい事を思いつくような展開になる事も無く、有事に集合場所へ辿り
着いた。(遅刻的な意味で)
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主催者であるオビケンさんにしし唐、ピーマン、ミニたまねぎをお渡しする。
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花火も持ってきたが、どうやら他の方も持って来られていたご様子。無駄に花火が大量
になってしまった。
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去年と同じくU田君の車に乗せてもらい、松橋インター近くのコンビニで再び集合。
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そこで参加者の中でカルピス1lを3本購入した男(M原君)を発見。"カルピスM原"の渾
名を得ていた。
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この時点でキャラ付けして自分をアピールするとは……、この男、できるッ!
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そこで昼食と買い物をする。お好み焼き+たこ焼きのセット食べながらアザトーフ、君と
雑談。
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次に追加の食材を買うべく、アザトーフ、君と共に売り場の方に移動。前回の焼肉のた
れによる甚大なる被害を教訓に肉の追加を決意しつつ、現在の購入状況を聞く。
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注・前回のキャンプで焼肉の際にたれを半ズボンに飛散。半ズボンを洗っている間に肉
が殆ど無くなるということがあったのだ。
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ところがシェフ長T石さんによると、前回実は食材が余っていて今回は余る事がないよう
適度に購入することにしていたらしい。
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なので追加の食材を自分たちで買うことなく、ビール350ml×6とチューハイ350mlを1
本自腹で購入。
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改めて目的地へ移動。今までを含め、車で移動中は色んな内容の会話が飛び交う。ゲ
ームの話、政治の話、そして……
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「オビケンさんを始めとした厄介な人たちを狙い撃ちしませんか」
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「一先ず厄介且つ手強い人たちを排除して、それから本格的な勝負と行き
ましょうよ?」
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「言わん事は分かるが、必然的に大体年齢順に落としていくことになるの
は気のせいか?」
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「待て、それだと下から数えた方が早い君が有利じゃないか」
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「いやいや、でも厄介な人たちを早めに潰しておいた方が良いのは事実で
しょ?」
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確かにキャンプ参加者には層々たる面子が揃っている。
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「ゲーム開始時から嘘しか言わない」とまで称されるマルチゲームの雄、オビケンさん。
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巧みな技(話)術・豊富な経験・無数のネタを誇るA木の旦那さん。
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前回の裏設定D&Dでほぼ全員を欺いて見せたきゅうせいあきねさん。
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そんな中でもやるからには全力で勝ちにいくと豪語する男、U田。不利な状況であれば
ある程、一際輝く彼の姿勢はある意味尊敬する。だが……
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彼も前回のキャンプで思うところがあったのだろう。裏設定D&Dで味方が圧倒的に少な
い状態で、更に味方の勘違いによる裏切りで敗北を余儀無くされたK田さんの不幸っぷ
りを。(しかも当時K田さんの味方であったU田君は、死亡しつつもちゃっかり勝利条件は
クリアしていた)
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さすがに自分も、その事に関しては思わず頷かざるを得なかったわけで……。(尤も、K
田さんは仕事の都合で参加できなくなったことが後で判明したわけだが)
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途中オビケンさんが大量のハンガーを物干し竿に掛け出した。聞くと、どうやら前回の焼
肉のたれ事件を教訓に用意されたそうな。
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自分の犠牲で何かが改善されていくのを見てあの時の自分は無駄ではなかったのだと
悟る。失った物は大きかったが(肉的な意味で)。
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バンガローの準備や荷物運びを終えると、ジャンケンによる食事準備係の選定が始まっ
た。
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オビケンさんのチョキに対し、自分はパー。食事準備係、決・定!
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こういった事もまたキャンプの楽しみの一つである。自分は一向に構わん!
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そういうわけで準備開始。二人のシェフ長であるT石さんとM崎さん、そして場所と火の
準備を統括するオビケンさんの指示を受ける。
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まずは食事準備の方を手伝っているといきなり問題発生。確認の為に食材を広げてい
ると、一つ異常が見つかったのだ。
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触ってみるとなんか軟らかい……。M崎さんが確認の為にジャガイモを切ってニオイを
嗅いでみる。
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慌てて他の食材を再確認。するとジャガイモの他に、オビケンさんの持参したタマネギが
一つを残して全滅……。
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前回好評だったので今回も持参したのに……と、オビケンさんが少し凹む。
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結果として一つ残ったタマネギをカレー用に、自分が持参したミニたまねぎをバーベキュ
ー用に使うことに。
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それから特に問題は起きる事無く準備を終えると、皆が集まり焼肉が始まった。
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肉、野菜、アルコールに舌鼓を打つ。特に印象に残ったのはオリーブオイルと塩コショウ
で味付けされた鶏ムネ肉、あっさり味で美味しかった。
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だがインパクトという点でこれを遥かに超えるものがあった。
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それは次々と食材を焼いていく最中、幾つもの絶叫と共にその存在を明らかにした。
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「これ本当にしし唐か?しし唐ってレベルじゃねぇぞ!」
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「しかも当たりの確率が異常だぞ?外れがほとんどねぇよ!」
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「このしし唐、ここにある食べ物全てに勝っ
ちゃってるよ。カレーすら負けるとかどうゆう
こと!?」
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その食材は自分が持参したしし唐。それによって大騒ぎになっていた(というかこんなこと
になるとは予想だにしていなかった)。
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最後の台詞をシェフ長T石さんが言うあたり衝撃は計り知れない。果ては
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T石さんの話によると、しし唐の近くに唐辛子を植えると辛さがうつるらしい。翌々栽培さ
れていた状況を思い出してみる。
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しし唐のすぐ隣に植えられていた赤々と実る唐辛子……原因判明。
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結局、なんのかんの言いながらしし唐は食い尽くされた。結論、全員ツンデレ(笑)
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それからは、自分の知らぬ間にゲートさんによってチューハイを奪われる以外の大きな
事件は無かった。(えー)
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後半は花火を楽しむ。自分が多めに持参した為、花火が使い切られず余る。打ち上げ
花火等もあったとはいえ、約1000円分は買いすぎだった……。
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焼肉が終わったらゲームの時間。今回のゲームは「人狼は眠らない」 。
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プレイヤーに人間・人狼の役割が与えられて、人狼を吊し上げて全滅させるか、人間の
数が人狼以下にまで喰らい尽くす、疑心難儀の中で殺し合うステッキーなゲームである。
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今回死んだ(脱落した)プレイヤーはヴァルハラ(二階)に移動。そこでエインヘリヤル(見
物人または飲んだくれ)となって魔王(焼酎)を始めとした敵達(アルコール及びツマミ)と戦
う挑戦権を得られるというシステム。
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一回目はようさんがGMとなってゲーム開始。まずはGM演じる長が最初の犠牲者という
事で保安官に射殺される。おもわず「人狼じゃないのかよ!?」とツッコミを入れる。
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さっそく第1回目の話し合い。自分の職業は投票管理人。一人で吊し上げ投票権を3票
持つ、他に比べれば微妙な役。ちょっとしたツッコミ以外では特に発言することなく投票
に移る。
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根回しをしているU田君への義理立てと、自分が殆ど見たことのないマルチゲーム時の
オビケンさんに対する興味が理由。
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こうして吊し上げ候補3人が前に集められた時、とある物に気付いた。
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三脚に据えつけられたデジタルビデオカメラ。どうやらようさんがプレイ時の記録のため
に用意されたものらしい。
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だがコンセントの位置とコードの長さが理由なのか話し合いで集まっている所しか映せな
い様子。
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そう思った時には既に自分の身体はカメラワークを始めていた。
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吊し上げ候補たちの弁明という最も面白い場面や、ヴァルハラ送りになって下を見物し
ているであろう脱落者達など、映すべきものが多数存在するのに勿体無い。
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それに自分は弁が立つ方ではないので発言が圧倒的に少ないため、カメラに移ったりカ
メラワークをすることで、人知れずアピールが可能。
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更に似非カメラマンという第三者の様な立場を確保することで狙われにくくする(これは途
中で後付け)。
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そんなことを微妙に思いつつ、吊し上げ候補達を映す。普通?の弁明から魔王が飲み
たいから送ってくれという自殺願望までしっかりと記録。
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この言葉で連想される職業は一つ。嘘かどうかは判断できないので、とりあえず吊し上
げてから明らかにするということで。
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どうやら真実だったようだ。約半数が持っていかれる。こうなるよう根回ししていたU田君
も巻き込まれ、更に人狼も3匹逝くといういきなりクライマックス状態。
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なんやかんやでゲームは続行。カメラワークしたり、お腹の調子が悪くなってトイレに篭っ
たり、最後の話し合いで自分が微妙且つ無害な存在であることを主張しながら不思議な
踊りを踊ったりした。
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結果、最後の人狼だったアザトーフ、君をギロチン刑に。最後にハンターを名乗るのは
嘘くさ過ぎると思うんだ。いきなり話し合いの音頭を取り始めたフィーも十分怪しかった
が。
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2回目はゲートさんがGM。話し合いの時間経過を表す為に、無駄に熱くて濃いアニソン
をBGMとして流し始める。「如何考えても状況に合わないだろう」と突っ込んだが、時間
が丁度いいのと"生きる"というテーマが合っているとGMは主張。無茶すぎるとは思った
がゲームを続行。
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自分の職業は狂人。人間でいながら人狼側という少し特殊なもの。一先ず様子を見なが
ら発言を考えることに。
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最初の話し合いからいきなり3人が正体をカミングアウト。
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1人目 A木の旦那さん:預言者であることを発表。例え嘘であったとしても、怪しい人物
の正体を予言すると公表することで少なくとも1回はボディーガードに守ってもらえるとい
う寸法。上手いと言わざるを得ない。
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2人目 I藤君:投票管理人であることを発表。正直言う意味があるのか不明。変死体と
して発見されることを懸念。(殺害理由的な意味で)
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3人目 ようさん:探偵であることを発表。言葉にキレが無い。怪しい。
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結果、預言者はボディーガードに守られて無事。探偵(偽)は吊るされる。投票管理人は
保安官が射殺。
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探偵(偽)はゲームバランス等の理由で今回探偵使用不可に自分でしたことを途中で思
い出した為に発言が怪しくなっていたらしい。
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疲れていたのだと推測。でも後で深淵のGMをする予定になっている。ヴァルハラでシナ
リオ作成開始。誰がこんな酷い事を……。(答:自分を含めたPL4人)
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そんなこんなで自分もいつの間にやら夜に屠殺。ヴァルハラへ昇る。折角の狂人だった
のにまともに発言していなかったので少し後悔。やはりカメラワーク出来なくなったので
狙われたのだろう。(子供に壊されるのを懸念されてカメラは使用不可になっていた)
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というわけでエインヘリヤルとなって、さっそくヴァルハラで魔王(オン・ザ・ロック)と対決。
勢いのままにチーズケーキ4分の1を撃破し、おにぎりを多分8個ほど蹴散らす。小腹が
空いていたのだから仕方が無い。寧ろ自分の前に現れたのが運の尽きだと主張してみ
る。
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ようさんから見せて頂いた朱鷺田祐介氏の文章(愚痴や文句)付きの感想ノートを見つ
つ、戦いに明け暮れていると現世で決着。再び人狼側が全滅。村に平和が戻った。
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ヴァルハラで魔王達との戦いが終わっていなかったが、深淵をする為に別のバンガロー
に移動する。さらば魔王、別の戦場でまた……。
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カルピスM原君(略称:カルピス)と二人で移動。談笑しながら別のバンガローへ。
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既に夜は深まりつつあり、道を照らしていたはずの灯りは既に消え、カルピスの持つ懐
中電灯のみが我々を導いてくれる。
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「それを言うと、別行動をしている我々は既に死亡フラグが立っているわけ
なんだが(笑)」
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その中から響く虫の鳴き声を聞きながらドアノブに手を掛ける。
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「鍵が掛かってるな。ようさんが鍵持っているのか?」
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「しかし、夜・暗闇・自然の中・バンガローetc、見事なシチュエーション。暗
闇に殺人鬼が潜んでたりとか」
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「HAHAHA、何を言ってるんだトム?そんなことあるわけ―――(台詞が
途切れる)」
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だがその目はベン・ファンタジア・庭師の姿を認識していない。
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ただウッドデッキの手摺と、闇夜に溶け込んだ深緑だけが映っていた。
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ベンの姿を探し求めてウッドデッキを見回し、階段から身を乗り出すトム。
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それはある種の予定調和だったのだろう。運命と言い換えてもいいかもしれない。
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何かに気付いたのか、それとも無意識の行動なのか。操り人形の糸に引かれる様、ゆ
っくりと後ろを振り向くトム。そこには……
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セッションが始まっていないにも拘らず、無駄にロールプレイしながら他のメンツを待つ
我々。
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GM・ようさんを始めとした深淵をする面子が集まった。ちなみに奥の方ではGM・きゅう
せいあきねさんのソードワールド2,0が集まっていた。
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手元にこれだけしかないという事で、GMが渡してきた数枚のテンプレートから演じるも
のを各々選ぶ。更に、まだ第2版では使用不可である赤い運命カードも使用して運命を
決める。赤い運命カードの存在をこの時初めて知ったので、非常に楽しみと言わざるを
得ない。今回の面子、使用するテンプレートは以下の通り。
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とりあえず自分は使ったことの無いテンプレートを使用。運命を二つ選べるのも理由に
ある。
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今回戦闘能力ではおそらく最弱。(娘は連れている馬が強い)
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次に運命カードを選んでそれに対応した運命が決められる。自分の場合、対応する運命
を覚えていない上で、詩の雰囲気が重そうなものを選んだ。
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これらを組み合わせ、GMとPLとのすり合わせを行い調整してPCの完成。それではPC
たちの紹介といこう。
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運命:「友なる動物」「呪われた出自:ヴァルトの友」
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ヴァルト(地底に住む犬頭の亜人、コボルト見たいな存在)と親交があるためか故郷を離
れ、白馬に導かれながら旅をする少女。純真無垢故かどうも人外に好かれるっぽい。
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運命:「導くものの伝説」「任務:西方草原のヴァルトの動きを調べる」
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狩猟と漁業の神プラージュの司祭。過去に妖精騎士と出会ったことがあるが、まるでそ
んなことはなかったぜと言わんばかりに任務で忙しい日々を送っていたりいなかったり。
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運命:「親が罪人である:不義の子」「妄想:人ならざるものが時折非常に愛しく思える」
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かつて下級貴族だったが、親の罪で追放され各地を放浪する吟遊詩人。たまに妖精さ
んが見えたり、人外に萌えたりする駄目人間。
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そして自分だが運命のおかげ?でややこしい事に……。
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庭師:踊り子(精神)・獅子の戦姫(肉体) PC名:ミリア(踊り子)・クラウス(獅子の戦姫、
NPCであるためGMが命名)
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本来の肉体を奪われ、獅子の戦姫の肉体に乗り移っている踊り子。だが獅子の戦姫本
来の精神は健在であり、肉体を取り返そうとして偶に人格が表に出ようとしてくる。
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戦う為に鍛えられた筋肉質の肉体を恥ずかしく思っており懸命に隠そうとするのだが、
本来の精神は生い立ちと獅子の戦姫の在り方故か女性らしい振る舞いに恐怖を覚えて
おり、今の人格の行動・言動に否を唱えてくる。"クラウス"という男性っぽい名前を名乗
っているあたり、相当女性としての自分が嫌いなようだ。
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あれ〜、戦闘能力最弱キャラがあっという間に最強キャラに早変わり(笑)。
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GMからここまで見事な運命の組み合わせが出来るとは……と感嘆の言葉を頂いた
が、無論狙ってなどいない。深淵ではよくあること、正に運命。
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ちなみに、獅子の戦姫のテンプレートはGMがロール&ロール54から切り取って使用。
流石に止めようとしたのだが、「2冊あるから大丈夫」とのこと。何故2冊持っているのだ
ろう?
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さて今回の舞台は西方草原地帯、そこの部族が開くバザールでPC達は目的のものを
探して集まるという展開。
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そこでPCたちによる邂逅や探索を行っていると、屋台のある場所が陥没したり、ヴァル
トによる盗難事件が起きたりしていた。
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PCたちは独自に動き始める。事件を調べたり、いなくなった白馬を捜したり、すれ違っ
た"謎の美女"を捜したり、白馬から変化した男(!)を捜したり。
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ドーレは、ヴァルトがバザールからのいろいろな盗難物を使い、風の公女の封印を解く
準備をしていることを知る。
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ちなみにそれを聞いた自分が「風の公女キターーー!」と叫んだり、「来た!ピスケール
来た!戦士五公女来た!これで勝つる!」と心中で大喝采していたのは秘密。(五公女
はお気に入りなので仕方がない)
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ミリア(自分)は、クラウスから男(白馬)が自らの願いを叶える為に行動していることを知
り、このことを利用して自分たちの願いを叶えようと示唆される。
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このNPC(GM)の誘惑こそある意味深淵の真骨頂。少し思い悩むも、自身でもそれが可
能か知るため行動することに。
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イノウエは"謎の美女"を運命の人と見定め、ついに出会うことに成功する。
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目ヤニで半分潰れている上に、眉のあたりで蚤が這っているつぶらな瞳!
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かさぶたと栄養失調でやせ衰えた足首は折れそうなほどに細く、くっきりとした腱。
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どこを取っても君の好みにばっちり!(ようさんの日記より抜粋)
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そう、その正体はヴァルトの貴族だったのだ!見事なGMの描写・演出に全員爆笑。ここ
から普通は色々とツッコミを始めるところなのだが、この男(カルピス)は違った。
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突如、吟遊詩人の面目躍如と言わんばかりに歯も浮くような口説き文句を垂れ流し始め
たのだ。
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GMから種族の違いによる言葉の壁を指摘されるも、土鬼語を習得している吟遊詩人に
隙は無かった。
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更に腹違いの兄妹(運命の派生でヴァルドの血が流れていることが判明)であるという衝
撃の告白がされるも、「禁断?だからこそ燃える!」と収まるどころか燃え上がる一方。
(えー)
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「えっと名前はコグレで・・は? 謎の美女だから女性じゃないの?」
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「いや、それは君が見た感じ女性だっただけで、本当に女性かどうかはわ
からない」(ようさんの日記より抜粋)
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GMの「性別は描写していない」と言う発言でイノウエは固まり、寧ろ周りが燃え上がり始
める。(笑)
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更に兄弟という禁断の重ね合わせでより興奮する!と周りで勝手に設定が付け加えら
れる。(カルピスを除く)全員がもはや深夜故の眠気など軽く吹っ飛んだ暴走状態に移
行。
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しかし、流石の彼も薔薇は嫌だったようだ。必死の懇願で弟ではなく妹ということに。他
全員から舌打ちが聞こえる。
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アリスは人間の男の姿になった白馬と再開。元人間だったらしく満月の夜にだけ元の戻
ることが出来るらしい。(運命:「獣の子ら」の変形)
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アリス(のPL)の強い要望により男(白馬)はイケメンに決定。今までで一番積極的な発言
だったのは気のせいか?
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男(白馬)は白馬に変ずる呪いを解いて、人としてアリスの傍にいられるようになりたいと
望んでいた。
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そこで親交のあるヴァルトたちの手を借りて、魔族の封印を説いて願いを叶えようと画策
していたのだ。
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そして各人は魔族の封印があるという地底の洞窟にて集結する。そこには風の公女ピス
ケールが封印された祭壇があった。
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まず誰か1人を殺して、封印を解く供物とする。その後、夢歩きで25以上を出す。そして
願いの言葉を言う。
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尚、供物を捧げた人間と夢歩きをして願いを言う人間は違っても構わない。つまり最後
に願いを言った者勝ち。(正に「ギャルのパンティ、お〜くれ!」が再現可能)
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アリス、白馬は動かず。アリスはこの時初めて誰かを犠牲にしなければならないことを知
り、誰かを犠牲にしてまで事を為したくないと白馬に伝える。白馬はその言葉を聞き入れ
る。
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ミリア(自分)は祭壇に近づいて終了。その気になれば手札を使って娘を攻撃することも
可能だが、娘の抵抗と他者による漁夫の利を警戒してここで待機。クラウスが軟弱だと
出しゃばって来ようとするが、何とか抑える。
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この場は危険で自身が無力だと悟ったイノウエは、コグレ(妹)を連れてこの場を離れる。
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ここでドーレは夢歩きを宣言。まだ条件が整っておらず、その場で実行することに疑問を
覚えながらも様子を見る。そしてドーレが手札から出した運命カードは……
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ちょ、この男、司祭の癖に今までの信仰をポイ捨てしやがった(笑)
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処理がややこしくなる為、ドーレの方は後に廻してNPCのコグレが行動。
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するとコグレはイノウエの手から離れてアリスに襲い掛かる。兄と結ばれるため決死の
猛攻。イノウエは悲鳴を上げるが、妹の説得より場を離れることを優先したことが裏目に
出る。時既に遅し。
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元々戦闘能力が低い2人であるため、泥仕合となり互いが消耗した状態でアリスがなん
とか耐え凌ぎ、コグレの方が転倒する。
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ここで満を持してミリア(自分)が行動。コグレの方に近づき止めを刺そうとする。「やめて
〜、ころさないで〜」とイノウエ(というよりカルピス)が懇願。
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……ふむ、再開した生き別れの兄妹、異種・血縁という禁断故の悲恋。そんな叙事詩に
語られるような状況であるこの二人を助けようとするのが人情というものなのだろう。
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この幻想の庭師、最も好きなもののひとつは、PCでありながらラスボスの立場になって
他のPCに対しNOと言ってやることだ!(台詞長ッ)
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というわけでサックリと妹を生贄に捧げて風の公女様にお出まし願う。そして本来の肉体
と同一の物を与えてもらうことで、望みを叶えられることに。
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アリスは白馬と共に新たな旅に出る。今度は誰かを犠牲にする事が無いような方法を求
めて。
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ドーレはプラージュの司祭を続けたまま、風の公女の信者となって活動を行うことに。
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イノウエは最後の夢語りで"不義の息子"に連なる運命カードを出した為、他にも腹違い
の妹がいることを知り旅に出る。そのうち妹が12人に増えそうだ(笑)。
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ミリアは無事本来の姿に戻ることが出来たものの、今まで獅子の戦姫として行動した影
響で男性っぽい言動・行動が出るようになってしまう。こんな形でクラウスとの繋がりが残
ってしまったが、彼女もまた自分の影響で女性っぽい行動・言動が出るようになっている
かもしれない、という平和な終わり方。今まで殆どまともな形で生き残れていないので、
普通に生き残れたことに正直驚く。
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こうしてセッションは終わり、それぞれが就寝。ようさんは飲み会に参加する為移動し、
自分は運命カード(赤)とルールブックを見せてもらう。
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一時するとようさんが帰ってくる。どうやら飲み会は既に終わっていたらしい。考えてみれ
ばもう夜中3時なのだから仕方ない。
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ようさんとセッションや運命カード(赤)について話してから就寝。
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いつもと変わらず朝はやってくる。7時頃に朝食の用意が出来たことが伝えられるが動
かず二度寝を開始。
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何故かと言えば後でやることになるディスクゴルフのための体力回復が理由。そのまま
バンガローの片付けが始まるまで只管寝る。周りから何か言われても気にしない。
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そんな自分がいない間に他で何があっていたか、伝聞ではあるが書くことにしよう。
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「そういえば昨日、庭師さんがパクパク食べてましたけど」
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「庭師君の前に置くから〜。こうなることは分かりきってるでしょ(笑)」
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|
「庭師君の前に置くから〜。こうなることは分かりきってるでしょ(笑)」
|
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「熱湯の前で押すな押すな言っているのと同じだよ(笑)」
|
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言わせてもらえるならば、"人狼は眠らない"の1回目はヴァルハラに逝っていないからま
ったく食べていないし、自分が食べなくても後の飲み会で食い尽くされていただろうし、ビ
デオに関しては発言が少ない分をこちらで自己主張していただけに過ぎないと言いた
い。
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「ハイハイwワロスワロスw」と聞こえてきた気もするが、多分気のせいだ。
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9時頃に片付けを始めると伝えられたので起床。早速片付け開始。
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途中で朝食を食べるよう言い渡される。どうやら自分の分が残してあったらしい。有難く
頂く。
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片付けが折り返し地点を過ぎたころ、オビケンさんから残った花火を子供のいる家庭に
差し上げるという提案がされる。こちらとしても花火が無駄にならないので、快く賛同。
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ようさん一家は子供がまだ幼いということで辞退。A木さん一家に全て寄贈する。楽しん
でほしいものだ。
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バンガロー撤収直前で誰かが持ってきたバッソー(バスタードソード)で盛り上がる。
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更にT石さんがバイクに跨りながらバッソーを構えて記念撮影。最終幻想や災厄の街と
かに出てきそうで異様(威容)にカッコいい。
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後で子供たちもバイクに乗せたり、I藤君があっさり倒されたチンピラ役になったりして記
念撮影が続く。
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ここから先に帰る人、まだ遊ぶ人、休憩する人に分かれる。遊ぶ人間はディスクゴルフ
に参加。
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自分もディスクゴルフに参加。12人を3チームに分ける。
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フィー、U田君、M崎さんとチームになる。実はこのチームの中で自分が最年長だったり
する。ここまで頼りない最年長もそうそう居るまい。
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もう2チームは"AIちゃんと愉快な大人たち"と"ベテラン子持ちチーム"となった。A木家
のAIちゃんはハンデ−50(前回は−30だったそうな)でゲーム開始。
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1"AIちゃんと愉快な大人たち" 2"人狼2人と保安官とカメラマンチーム" 3"ベテラン
子持ちチーム"の順番でコースを回る。
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正直ノーコン振りに定評のある自分が足を引っ張るのではないかと危惧したが、±1程
のスコアで回れた。
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他の3人は好調の模様。やはり自分は足を引っ張っているみたいではあるが、ひどいス
コアではないので勘弁願いたい所。
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他2チームも悪くない模様……そう、ハンデ−50のある"AIちゃんと愉快な大人たち"が
比較的順調に進んでいるのだ。……嫌な予感がする。
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結果、"AIちゃんと愉快な大人たち"がブッチギリで優勝。 勝因、AIちゃんの成長
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"人狼2人と保安官とカメラマンチーム"も合計スコア−13となかなか良かったのだが、2
0弱もの差をつけられては仕方が無い。
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優勝チームと各チームのトップは賞品としてラムネを授与。ちなみに我等"人狼2人と保
安官とカメラマンチーム"の個人スコアであるが……
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人狼U田:−4 人狼M崎:−4 保安官フィー:−4 カメラマン庭師:−1
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同着トップの3人による延長戦開始。自分1人仲間外れ……。
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ディスクゴルフが終わって休憩をしていると、数人が休憩所から出て行く。どうやら泳ぎに
行ったらしい。
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自分も散歩がてらに川に向かう。水着は車に積まれていたため泳げないがまあ仕方な
い。
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川では泳いでいる人が数人と、それを眺めている人が数人いた。見てみると川沿いの崖
に登って飛び降りるという妙にスタントアクションな遊びをしていた。
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そうしていると眺めている側のU田君が周りから崖から飛び降りるリクエストをされてい
た。
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「え〜」と言いながら携帯・財布等の貴重品を外し始め、着替えの有無を頭の中で確認し
ていた。なんというパワハラ(笑)。
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U田君:全身ビショ濡れ。着替えがあったので被害軽微。
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オビケンさん:左腕に一本線の赤い痕。水面に枝があったためと思われる。
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ベテラン勢:疲労。今度は若いやつにやらせると決意。
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フィー:一人だけ飛び降りた場所が低かったためヘタレ認定。
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I藤君:飛び降りる以前に崖を登れず挫折。ヘタレというより体力不足。
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こうして帰る時間がやってきた。U田君の車にフィー、カルピス、そして自分が乗り、一路
熊本へ。
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キャンプの出来事を思い出しながら雑談しつつ無事市立図書館に到着。そこで解散とな
る。
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レポートの内容を考えながら徒歩で帰宅するのであった。
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その後、色々あって完成に一ヶ月弱掛かることも知らずに……。
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無駄に長い駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
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なんでこうも長くなったのかといえば書きたかったのだから仕方ない。(なんかこればっか
り言ってる気がする)
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書き出すと長くなるという悪癖があるのも事実ですが。(時間・文章両方の意味で)
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前回のキャンプレポートを見て「違うんだ〜、分かった上で王子を助けたんだ〜、大公に
対する抑止力として利用したかったんだ〜」と叫んで早一年。
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こうしてレポートを書く立場となりましたが、お楽しみ頂けましたでしょうか?
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レポートの感想、批判は会った時にでも好き勝手言って下さい。ネタにされた方、出番が
無かった方からの感想・文句も受け付けます。
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では長らくお待たせしたオビケンさんに感謝と謝罪を述べつつ、また出会える日を願って
……。
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By 幻想の庭師
P,Sその1
後日、母に尋ねたが、しし唐と唐辛子の関係についてまったく知らなかった。
よって我々は無罪であると主張する!(笑)
P,Sその2
「羞恥に顔を赤らめながら、自身の体を外套で隠そうと努力する獅子の戦姫」
を想像して不覚にも萌えたことは、きっと間違いではないと信じている。(えー)
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