寄付制度について

2008年度からKKFの財務状況改善のためにスタートした寄付制度ですが、そのおか
げもあり2008年度からはKKFの財務状況は好転しております。

しかしながら、慢性的な赤字体質であることや継続的できるコンベンション体制のため、
2008年度から実施している寄付制度を2013年度も継続することとしました。

これはひとえに、財務状況の悪化が原因で、KKFという熊本のサークルの枠を超えた集
まりが消滅してしまうことは、熊本のTRPG環境を悪化させてしまうと考えており、なんと
か来年もKKFを存続したいと考えたためです。

寄付制度の目的・手法を採用にいたった経緯については、何度も説明しているところで
すが、あらためてこの場をかりて説明すると



2007オータムKKF終了後に、現在のKKFの財務状況再建のため、過去のKKF実行
委員などの有識者を交えて、次の5つの財務状況再建策が検討されました。
 (1)収入の増加:寄付制度の創設
 (2)収入の増加:参加費の値上げ
 (3)支出の削減:会場の変更
 (4)支出の削減:イベント時間の短縮
 (5)支出の削減:その他経費の削減

(1)収入の増加:寄付制度の創設
直近2年間のKKF運営をみると、平均的に1回のイベントで4,000円程度の運営費の不
足が生じています。
年間では24,000円の運営費不足となります。一個人が負担するには大きい額ですが、経
済的に余裕のある人(又はたまたま余裕があった時の人)から僅かずつでも運営費の寄
付をいただければKKFの運営維持は可能との結論になりました。
例示すると、経済的余裕のある社会人の交通手段は自動車の場合が多いと思われま
すが、現在の会場である総合女性センターの駐車料金は200円(1日)で、以前の市民会
館近隣の平均駐車料金1,200円(1日)と比較すると大きく負担が減少している状況です。
(一方、公共交通手段利用者の交通費は増加しているものと思われます。)
軽減した負担の一部でもKKFの運営費に寄付していただければ、KKFが安定的に運
営できることになります。

(2)収入の増加:参加費の値上げ
直近2年間のKKF参加者数の平均は25人であり、開催の必要経費17,000円から計算
すると、1人あたり参加費700円を必要とします。
200円の参加費アップですが、KKFの参加者層は、社会人から学生までと幅が広いこと
から個人個人の経済力に差が大きいため、一律的に参加費を上げることは、好ましくな
いとの結論となりました。

(3)支出の軽減:会場の変更
2006年まで主要会場は市民会館(会場費11,800円)を利用していましたが、市民会館
改修にともない総合女性センター(会場費15,800円)を主要会場へ変更しました。(市民
会館の会場費は2008年1月から15,100円に値上げされることとなっています。)
金額的には市民会館が若干安いものの、市民会館は会場取得の競争率が高く、KKF
の目的とする定期的なコンベンション運営に支障が出るおそれがあります。
また、参加者が負担する会場周辺の飲食店の費用も、市民会館周辺が高いと考えられ
るため、参加者全体の負担軽減を考え、現行の総合女性センターを主要会場とすること
が適当との結論になりました。(他の会場の検討も行われましたが、費用と取得の確実
性から判断し、総合女性センターが最適との結論となりました。)

(4)支出の軽減:イベント時間の短縮
総合女性センターの会場費ですが、午前4,000円、午後5,400円、夜間6,400円となってお
り、終日借りると会場費として15,800円が必要となります。
会場取得を午前・午後だけとすれば会場費は9,400円となりますが、その場合は午後5
時までに会場撤収が必要となりますので、ゲーム時間は午後4時までが限界となりま
す。そうなった場合、午前11時にテーブル割り振りができたと仮定して、昼食時間1時間
を除外するとゲーム時間は4時間程度となり、コンベンションでのゲーム時間としては短
すぎ好ましくないとの結論となりました。

(5)支出の削減:その他の経費の削減
今後復活する郵送サービスの経費は個人負担とするなど、現在においても出来る限り
の経費削減に努めており、抜本的な支出削減は困難との結論となりました。



上記のような検討の結果、KKFでは「寄付制度の創設」を行うこととなりました。

ただし、あくまでも自由意思での寄付です。KKFを存続させたいという趣旨にご賛同いた
だける方で、経済的に余裕があって寄付をしてもいいよという方のみにお願いするもの
です。
なお、KKF運営費へ一定額(3,000円)以上の寄付をいただいた方にはKKF年間
パスポートを発行することとしています。
KKFは、年6回開催を計画しており、それらのKKFに参加費無料で参加できることとな
ります。(お分かりのように別にプレミアムが付与されるわけではありません。むしろ参加
できない時があると損になります。あくまでもKKFの存続に協力してもよいという方にお
願いするものです。)

最後になりますが、経済的に余裕があったとしても趣旨にご賛同いただけない場合は寄
付をしていただく必要はありません。





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