ゲーム紹介
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言うまでもありませんが、TRPGには2通りの楽しみ方があります。「プレイヤー」と「GM」です。
GMはシステムの把握とシナリオ作成等、大きな負担がありますが、その分、喜びが大きいのも事実です。
本ゲームは「シナリオ作成にかかるGMの負担は全員で分担し、GMならではの喜びは共有する」ことを目的に開発されたシステムです。
よって参加者全員がGMでもあり、プレイヤーでもあります。シナリオはその場で参加者の協議によって創造されていきます。
残念ながら、その分削られてしまった楽しみもあります。それはプレイヤーが自らのキャラクターを創造する楽しみです。
本ゲームでは「プレイヤーは自身のPCを作成しない」のです。では、どのようにゲームに参加するのか?プレイヤーは既存のキャラクターとなって(※コスプレして?)ゲーム内に登場するのです。
役者であるあなたは、舞台袖で物語の進展を傍観している。登場したくなったら、その場にふさわしい衣装を着て舞台に飛び出していくといったイメージです。
具体的に言うと、舞台が「古びた洋館で連続殺人事件が起こっている」場面だとすると、あなたは「名探偵コナン」としても、また「古畑任三郎」としても登場することができます。あるいは事件の犯人「ジェイソン」として登場して、他のプレイヤーのキャラクターを亡き者にすることだってできます。
「コナンと古畑にジェイソンが襲いかかっている場面」というと、みなさんは頭の中にほぼ共通の画面が思い浮かぶでしょう。本ゲームは、こうした「イメージの共有」も目的としています。 |